多摩さくら百年物語フォーラムと読売新聞立川支局による遊学塾「初夏の野鳥観察」が24日、日野市の浅川、多摩川沿いで開かれた。約50人の参加者は、八王子・日野カワセミ会会長の粕谷和夫さん(68)ら同会メンバー10人と一緒に、カワセミを始め約30種の野鳥を観察した。
同会は、浅川などでの野鳥観察会や、鳥の種類と数を月1回カウントする生息状況調査を行っている。この日はまず、鳥を肉眼で見つけてから双眼鏡をのぞくと観察しやすいことなど、探鳥のコツを粕谷さんが参加者に伝えた。その後、浅川にかかる万願寺歩道橋から、多摩川の石田大橋周辺まで約2時間半、鳥の姿を探しながら散策した。
最初に姿を見せたのは浅川の河原にいたアオサギ。粕谷さんは参加者に「見た目はツルと似ているが、アオサギは首を縮めて飛ぶのがツルとの違い」と説明した。
浅川の河川敷を歩いていた参加者が、思わず歓声をあげたのは、対岸の河原にじっと止まっているカワセミを見つけたとき。高倍率望遠鏡を通して、カワセミの青とオレンジの美しい姿を見ながら「きれいね」と声を漏らす人も。また、会のメンバーが「オスはメスに、えさをプレゼントするんです」と生態について説明すると、「人間と一緒ね」と笑い声が起こった。
このほか、東京で見られるのは珍しいという腰の部分が赤いコシアカツバメ、「一筆啓上仕(つかまつ)り候(そうろう)」と聞こえるさえずりが特徴のホオジロなどを観察した。
友人2人と参加した八王子市北野町の河野真智子さん(67)は「カワセミは美しかった。双眼鏡を使った観察の仕方を知ることが出来たのもよかった」と笑顔を見せていた。
また、粕谷さんは「野鳥観察は、まず声で鳥に気づくことから。鳥の美しさだけでなく、どんな環境の中に生きているのかも知ってほしい」と話していた。
写真=浅川の河原では、アオサギの姿も見られた

写真=粕谷さん(右端)と一緒に野鳥を観察する参加者(浅川河川敷で

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