八王子市の恒例行事「八王子映像祭」が30日、同市本町のいちょうホールで開かれ、地元在住の映画監督、斎藤耕一さん(79)の3作品が上映された。
斎藤監督は各作品の上映前に舞台に立ち、撮影秘話などを披露した。
黒沢明監督から絶賛された高橋洋子主演の「旅の重さ」では、「私が最も好きな作品。36年たった今でも、多くの人から『映画を見ると感動し、勇気を与えられます』と言われ、いい仕事をしたと思っています」と語った。
高倉健と勝新太郎が共演した「無宿(やどなし)」では、「勝さんから私に映画を撮ってほしいとの依頼があって、この作品ができた。2人ともまさに名優で、石原裕次郎もこの映画に出演したがっていました」と振り返った。
日本一荒れた中学校を舞台にした「稚内発・学び座」では、「荒れた中学校がソーラン節の踊りを通じて立ち直った話を聞き、ぜひとも映画化したいと思った。学校側との交渉に3年間かかったが、作品の反響は非常に大きかった」と、撮影の苦労などを述べた。
また、斎藤監督は「子どものころ、活動写真(映画)と活弁(活動写真弁士)にやみつきになり、フランス映画の『自由を我等に』は一生の思い出の作品となっています。みなさんもぜひ、一生に一本、忘れられない映画をもってください」と、会場を訪れた約700人の市民に語りかけた。
写真=上映映画の撮影秘話などを語る斎藤監督
(八王子市のいちょうホールで)
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