◆カワラノギクの花観察
読売新聞立川支局と「多摩さくら百年物語フォーラム」による遊学塾「ぶらり玉川上水」が21日、JR福生駅を起点に羽村市郷土博物館にいたる上水沿いのコースで開かれた。講師は、はむら自然友の会代表の岡崎学さん(67)。定員の40人を超える応募があったため、午前と午後の2回に分け、計53人の参加者が玉川上水の歴史や自然に関する話を聞きながら散策した。
岡崎さんは歩きながら、江戸時代の水不足解消のため、多摩川から直接水を引き入れ、四谷大木戸(現在の新宿区)に至る玉川上水が、現在も取水のため、小平監視所まで現役で使われていることを説明した。
羽村堰(せき)近くの多摩川河川敷では、絶滅の危機にひんしているカワラノギクの花を観察。もともとは立川市の多摩川で発見されたカワラノギクだが、岡崎さんが「すでに立川では絶えてしまった。ここの河川敷では同じ場所で保護を続けてきたが、今後は種を採って河原にまく取り組みを進める必要がある」と話すと、参加者は感心した様子でうなずいていた。
最後に、岡崎さんは「4月の第2日曜付近に見ごろを迎える桜並木や1月のどんど焼きなど、羽村市の玉川上水には季節ごとに違った魅力があります」と上水をアピールした。
福生市志茂から参加した主婦長谷川治実さん(60)は「玉川上水周辺には歩いて来ることも多いが、知らないことが多く、楽しめた」と話していた。
写真=羽村堰周辺の自然について、岡崎さん(右)の説明を聞く参加者 |