魚取り、川下り体験
水辺の体験活動を通して環境の大切さを学ぶ「多摩さくら百年物語フォーラム」(斎藤耕一会長)の「浅川ガサガサ探検隊」が13日、八王子市元本郷町の浅川で行われた。 参加した親子約100人は、俳優の中本賢さんのアドバイスで魚取りや川遊びを楽しみ、川面に大きな歓声を響かせていた。
今年で3回目となるガサガサ探検隊は、新たに共催団体となった八王子市や自治会、漁協などで組織する「八王子浅川子どもの水辺協議会」の設立記念イベントとして行われ、中本さん主宰の多摩川クラブが協力した。地域に密着した活動にするため、市立第十小と流域の親子を対象にした。
開会式で水辺協議会の高橋堅二会長が「浅川に触れ合うことで環境や川の大切さを知ってもらいたい」とあいさつ。黒須隆一市長は川遊びをした子ども時代を振り返りながら「安全に親しめる浅川にしたい」と強調した。
事故防止のライフジャケットを着用した子どもたちは、中本さんから川遊びのコツを教えてもらい、体ごと流れに乗って川下りを楽しんだ。魚取りでは「ガサガサ」と呼ばれる水草が茂る川べりで、親子が足を小刻みに動かして魚を追い出した。子どもたちはタモ網に魚がかかるたびに歓声を上げたり、多摩川クラブや漁協のメンバーに名前を聞いたりしていた。
この日捕まえた魚や生き物は30種1270匹。絶滅が危惧(きぐ)されているホトケドジョウやジュズカケハゼも確認された。中本さんは「浅川には清流に住む魚がたくさんいる。きれいな川を守ろう」と呼びかけた。希少種は、子どもたちが川に放した。
市立第十小4年の佐川広彰君(9)は「川遊びや魚の取り方を教えてもらい面白かった」と話し、母親の三佳さんも「親も一緒になって楽しみました」と顔をほころばせた。同じ4年の中村瞳さん(10)は「夏休みの自由研究にまとめたい」と魚などの名前や種類を熱心にノートに書き取っていた。
◇浅川で見つかった主な魚と生き物
ホトケドジョウ、ジュズカケハゼ、ウグイ、ギバチ、コイ、アブラハヤ、メダカ、キンブナ、ギンブナ、カワムツ、アユ、オイカワ、モツゴ、シマドジョウ、スジエビ、ヌマエビ、アメリカザリガニ、ヤゴ、アメンボ |