「遊学塾」緑楽しみ「里山」学ぶ 武蔵村山の公園散策

  5月遊学塾

 多摩さくら百年物語フォーラムの5月遊学塾「新緑の里山散歩」が13日、昔の面影を伝える雑木林が残る武蔵村山市三ツ木の「野山北・六道山公園」で行われた。雨が降り続くあいにくの天気だったが、44人が参加。自然観察指導員の守屋龍男さん(66)をガイド役に、緑豊かな園内の自然を楽しみながら、里山の機能、保全活動などの現状を学んだ。

 一行は、空堀川の源流や、道ばたのキンランのかれんな花を楽しみながら園内を散策した。守屋さんは、目にする植物や樹木について、豊富な知識にユーモアを交えながら解説。「歌の影響でミズバショウは夏に花が咲くと思っている人が多いが、普通の平地では春に咲く」、「タラノキは木を伐採したときに真っ先に生えてくる」など参加者を楽しませながら、植物の不思議を紹介した。

 また、江戸時代の狭山丘陵付近の農家を再現した「里山民家」では、管理をしている「西武・狭山丘陵パートナーズ」のメンバーから、人の営みと密接に関係する里山について学んだ。メンバーは、「里山は手入れを怠ると荒れてしまう」と、立ち枯れが目立つ狭山丘陵のアカマツ林の現状などを紹介。下草刈りなどの手入れを施すことで復活しつつある「里山民家」周辺の状況などを解説した。

 参加者は「多くの恵みを与えてくれる自然の力と共生の大切さを学びました」などと感想を話していた。

  5月の遊学塾は、定員30人に対し応募が100人を超えたため、フォーラム事務局では午前と午後の2部に分けて実施した。
   
 (5/14・読売新聞多摩版記事より転載 )