自然守る意義訴える 昭和記念公園のシンポジウムに40人

 

多摩地区の読売グループ各社と地元協賛企業などで展開している地域貢献活動「多摩さくら百年物語」の活動を紹介するシンポジウムが1日、国営昭和記念公園が主催して同公園内で開かれた。約40人の参加者は、自然を守ることの大切さなどを訴えるパネリストの話に熱心に聞き入った。

 シンポではまず、「多摩さくら百年物語フォーラム」が2004年に発足してから行ってきた植樹や自然を学ぶ体験型セミナーなどの活動をビデオで紹介。

 続いて行われたパネルディスカッションでは同公園の椎名豊勝管理センター長、桜の保全活動を行っている大谷和彦さん、多摩さくら百年物語フォーラム事務局の勅使川原忠夫顧問がパネリストを、西野芳明読売新聞立川支局長が司会を務めた。

 椎名さんが日本の桜の歴史を説明し、「江戸時代まではヤマザクラが桜の主流だった。ソメイヨシノが日本中に広がった理由は、一斉に咲いた時のボリューム感」と述べた。大谷さんは、「傷んでいる桜の姿がかわいそうだった」と保全に乗り出したきっかけを話し、「桜の保護を通じて自然全体を大切に思う心を育てよう」と呼びかけた。多摩川水源の森林保全の重要性を強調した勅使川原さんは、「活動を孫の世代まで継続していくのが大事」と話した。

 また、西野支局長が「これからは団塊世代の大量退職の時代」と水を向けると、「定年後は、ボランティアで地域貢献することが大切」とパネリスト各氏の意見が一致した。

   
 (4/2・読売新聞多摩版記事より転載 )