中村さん、多摩川源流の魅力講演

 「多摩さくら百年物語フォーラム」(会長・斎藤耕一映画監督)は11日、立川市曙町の読売立川ビルで多摩さくら遊学塾「多摩川源流散歩」を開いた。今回は、多摩川源流研究所(山梨県小菅村)の中村文明所長(58)が、飲み水など都民の生活を支える多摩川源流域の魅力や自然保護について講演。同フォーラム会員など40人が参加した。

 中村所長は、源流域の森林が盗伐などのために荒廃し、川の水が枯れたり濁ったりしたことから、東京都が約100年前から森林保護に乗り出したことや、源流域には木こりや猟師などによってつけられた「地図には載っていない地名」がたくさん残っていることなどを、ユーモアを交えてわかりやすく紹介。

 また、国内林業の低迷で森林の手入れが行われなくなったことにより、森林がさらに荒れている現状についても説明し、「源流域の豊かな自然は我々の財産。国全体で保護策を考えなければいけない」と訴えた。

 参加者は「流域に住む住民として多摩川のために何かしなければと思いました」などと話していた。

       

写真=地図を手に講演する中村さん

 

(6/15 読売新聞多摩版記事より転載)