里山保全の大切さ学ぶ あきる野・横沢入散策

 あきる野・横沢入地区散策

 「多摩さくら百年物語フォーラム」の遊学塾「紅葉の天竺山と里山散策」が11日、あきる野市横沢入地区で行われた。雨が降り続くあいにくの天気だったが、参加した28人は里山が持つ役割と保全の大切さについて学んだ。

 自然観察指導員の守屋龍男さん(66)が講師を務め、道ばたに生えるフユイチゴなどを観察しながら、付近を散策した。また、自然を守る活動を行っている立川市の「山守(さんしゅ)会」の角張守太郎会長(74)ら3人が山歩きの指導などを行った。

 里山は人家や水田に近く、人の生活に密着している山のことを指す。横沢入地区もかつては水田や畑で耕作が行われていたが、一部を除き耕作が行われなくなった。このため、都は同地区約49ヘクタールを今年1月、里山保全地域に指定し自然の保護に努めている。

 守屋さんは「水源かん養だけでなく、人の心を落ち着かせる」と里山の役割を説明し、同地区に生えるコナラについて、「木の中に水をため、自然のダムの働きをしている」と、保全の大切さを訴えた。

  参加者は「里山の自然はのどかで、心も落ち着いた」と、感想を話していた。
   
 (11/12・読売新聞多摩版記事より転載 )