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遊学塾詳報 飛び交うチョウに目輝かす
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昆虫・植物生育施設も訪問
「きれいな模様だね」――。「多摩さくら百年物語フォーラム」の12月の遊学塾「蝶(ちょう)舞う多摩動物公園」が3日に開かれた日野市の多摩動物公園の昆虫生態園は、ガラス張りの天井を通し天然光が降り注いでいた。園内は、チョウが優雅に飛び交い、参加者は目を輝かせながら、チョウや様々な昆虫の生態について、専門家から貴重な話を聞いた。
参加者はまず、同公園の桜井博昆虫飼育係長からカミキリムシについての解説を受けた。桜井さんは「すでに存在を知られている昆虫は100万種以上あるが、実際には5000万種以上いるという指摘もあります」と話し、色々なカミキリムシが食べる木の違いなどを解説した。
スライドで次々と映されるカミキリムシの中には、国内にはいない体長16センチのタイタンカミキリの姿もある。黄色と黒のしま模様のものも多く、これは、天敵の鳥にスズメバチと勘違いさせるためだそうだ。「カミキリムシだけでなく、黄色と黒のしま模様は、自然界では、自分は危険な存在だと警告する色」(桜井さん)という。
参加者はその後、3班に分かれてチョウの形をした建物の昆虫生態園などを散策。ガイド役の同公園職員が、展示されている昆虫について説明した。参加者は「トンボは4枚の羽のうち前の2枚と後ろの2枚が互い違いに動くことでチョウのように上下にぶれずに飛ぶことが出来る」「クロカタゾウムシは体がとても硬く、トリやヘビに食べられない」という話に興味深く聞き入っていた。
同園の大温室では、約1000匹のチョウが飛び交い、南国風の植物も配され、楽園気分に浸ることができ、参加者はガイド役の職員から「マダラチョウ科のチョウは体内に毒を持っています」などチョウの解説も受けながら歩いた。
参加者たちがチョウの姿を見たとき以上に目を輝かせたのが、普段は入ることが出来ない、昆虫や植物を育てる施設を訪れたとき。数え切れないくらいのバッタが飼育されている部屋や、ホタルとそのえさになるカワニナを育てている施設を見学したが、「バッタは単独でいると体が緑色ですが、集団で暮らすと茶色になります」「ホタルは成長の度合いによって食べる量が違うので、色々な大きさのカワニナを育てています」という話に驚いた様子だった。
府中市から参加した伊藤有美ちゃん(11)と宙くん(8)の姉弟は、「いろいろな昆虫を見ることができたし、専門的な話を聞けて楽しかった」と声をそろえた。また、町田市の鈴木美子さん(71)は、10月の遊学塾「水源の森でドングリ拾い」に続いての参加。「一年通して昆虫を見ることができるようにするための工夫を知ることが出来て面白かった」と話した。
(12/7・読売新聞多摩版記事より転載
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