植生学び紅葉楽しむ 遊学塾「秋の森観察」に30人 

 「多摩さくら百年物語フォーラム」の11月の遊学塾「秋の森の自然観察会」が12日、奥多摩町氷川の東京農業大学演習林で1泊2日の日程で始まった。30人が参加し、同演習林を散策しながら、様々な植物の植生や、シカの食害の実態を学んだり、演習林内の山を染める紅葉を楽しんだ。

 同演習林は約156ヘクタールでスギやヒノキなどで覆われている。一行は講師役の同大森林総合科学科の菅原泉助教授の「ヒノキとサワラの葉を見分けるには、葉の裏の白い筋の形を見るといい。Yの形をしているのがヒノキで、Xの形をしているのがサワラ」「サワグルミはゲタやはしの材料だった」などといった、植物の説明を受けながら進んだ。
 また、シカに樹皮が食べられ裸のようになっている樹木も見られ、「シカは本来は樹皮は好きではないが、草を食べ尽くしてしまったので食べることにしたのでしょう」という同助教授の話に一行は耳を傾けた。

 

2日目の13日には、同演習林で行われているシカの食害を防ぐための試みなどを見学する。

 

      (11/13・読売新聞多摩版記事より転載 )