種拾い森を育てる 奥多摩氷川小児童、苗木育成に挑戦

 奥多摩町立氷川小学校(倉田守人校長)の4〜6年生56人が25日、地元の山林で採取したトチやミズナラなどの種1500粒をプランターにまいた。世話を続けて苗木に育て、2、3年後には山に植える。

 同小は奥多摩の山に緑を取り戻そうと、巨樹の会の協力で、樹木の種をまくところから苗木を育てており、昨年まいたものは、約200本が50センチほどに成長している。平岡忠夫会長が「トチの実は縄文時代、食料だった。ドングリはパンの材料になっている。環境を守ることなので、誇りを持ち、大事に育ててほしい」と説明。JA東京植木の奥住章さんの指導で、同会や日原地区の住民が採取し、水に浸して殺虫したクルミなどを含めた種をまいた。

 児童らは緑の復活宣言をした後、近くの奥氷川神社に残る幹回り7メートル、高さ50メートルの巨樹「三本杉」を写生した。倉田校長は「植えた実は冬を越して来春芽をふく。子供たちが参加して豊かな山を取り戻したい」と話していた。

 

 

(10/16・読売新聞多摩版記事より転載 )