多摩さくら百年物語 秋から冬へ「さくら遊学塾」多彩

 読売新聞立川支局と「多摩さくら百年物語フォーラム」は、毎月開催している「多摩さくら遊学塾」の参加者を募集する。今回募集するのは、10月から12月までの3回分で、多摩川源流域でのドングリ拾い、秋の森の自然観察会、多摩動物公園での昆虫観察など多彩な内容だ。

 ◆10月/山梨・小菅村で「水源の森でドングリ拾おう!」 

 10月の遊学塾は「水源の森でドングリ拾い」。奥多摩町の西に隣接する山梨県小菅村で8日(土)に開催する。小菅村など多摩川源流域では、過疎化や木材価格の低迷などで人工林の手入れが行き届かず、自然林でも樹皮や苗がシカに食べられる被害が深刻化するなどして、森林の荒廃が進んでいる。緑のダムと呼ばれる森の保水機能が低下すれば、都民の飲み水を安定的に確保することが難しくなる。

 そこで今回の遊学塾では、参加者にミズナラの実(ドングリ)を拾って自宅で育て、数年後には山に苗を植えてもらおうと企画した。実は小さなポットに植えるので、ベランダでも栽培が可能。育て方の説明書も配布する。秋に植え、来春には若葉が楽しめる。

 8日はJR青梅駅前に午前9時集合。バスで小菅村の松姫峠(標高1250メートル)に移動し、鶴寝山(同1369メートル)の登山道に広がるミズナラの森でドングリを拾う。登山道はなだらかで、子供でも小学生以上なら参加可能。多摩川源流研究所の中村文明所長らが同行し、森の自然を分かりやすく説明する。昼食は鶴寝山の山頂で景色を楽しみながら食べ、下山後は「小菅の湯」で温泉に入浴する。参加費は、バス代、昼食、入浴料を含め中学生以上5500円、小学生5200円。定員は20人。参加希望者は9月28日までに読売新聞立川支局((電)042・523・4477)へ電話で申し込む。応募多数の場合は抽選の上、案内状をお送りする。抽選に外れた方にも結果をお伝えする。

 

 

 ◆11月/奥多摩で「自然観察会」 

 11月の遊学塾は「秋の森の自然観察会」。奥多摩町氷川の東京農業大学演習林で、12(土)、13(日)の両日に開催する。同大学の演習林では、7月にも遊学塾を開催して好評だった。今回も同大学森林総合科学科の菅原泉助教授が講師を務め、秋の森を歩きながら、草木の名前や生態、シカの食害の実情、森林や林業の再生に向けた取り組みなどについて話してもらう。12日は演習林内の研修センターに宿泊する。参加費は、食事3食と奥多摩駅からのバス代などを含め6000円。定員は成人40人。

 

 

 

 

 

 

 ◆12月/多摩動物公園・大温室で「蝶と遊ぶ」 

 12月の遊学塾は「蝶(ちょう)舞う多摩動物公園」。日野市の同公園で、3日(土)に開催する。園内にある昆虫園の大温室は、冬でも緑が色濃く、チョウが舞い楽園を連想させる。大人になると、とかく敬遠しがちな昆虫だが、自然環境を維持する上で果たしている役割は大きい。今回は同公園の職員が、チョウやカブトムシなど多摩に生息する昆虫の生態を、展示物や屋外の森などを使って面白く、分かりやすく説明する。参加費は、入園料を含め大人600円、中学生以下250円、65歳以上400円。定員は60人。

 

 11、12月の遊学塾とも、参加希望者は10月14日までに読売新聞立川支局へ電話で申し込む。応募多数の場合は抽選の上、案内状をお送りする。

 写真1=鶴寝山の登山道に広がるミズナラの森

 写真2=7月の遊学塾で熱弁を振るう菅原助教授(左)

 写真3=多摩でもよく見られるベニシジミ

 

(9/22・読売新聞多摩版記事より転載 )

遊学塾

 読売新聞立川支局と多摩さくら百年物語フォーラムは、多摩地域の自然環境を多くの人たちに学んでもらおうと、セミナー「多摩さくら遊学塾(ゆうがくじゅく)」を開講しています。

 参加希望者は、会員も一般の方も、読売新聞立川支局へ電話((電)042・523・4477)かハガキでお申し込みにください。

 ハガキの場合、「○月の遊学塾参加希望」と書き、住所、氏名、年齢、電話番号を明記の上、〒190-8540 立川市曙町1の27の10、読売新聞立川支局「遊学塾係」まで。受け付け後、案内状をお送りします。

くわしくは、それぞれの講座案内でご確認ください。問い合わせは立川支局まで。