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「桜咲く季節ならではの自然の魅力を語る」ナチュラリストの大谷和彦さん(56)
桜の根の張り方は浅くて広く、深さ30〜50センチのところで、枝先まで根の先も伸ばしています。木の周囲をコンクリートの道路で覆ってしまうと根元に水や酸素が入りづらく、桜にとってはとても息苦しい状況です。土の上に露出している根を踏みつけることも、桜を弱らせる要因になります。
桜の美しい花だけを見ていて、今日の桜が実は大変弱っている現状を知っている人は多くありません。国立市の桜並木では、桜の根を踏みつけられないように地元小学生らの協力を得て木の周囲に花を植えてもらっています。小学生には桜を守ることの意識付けになったはずです。出来ることなら柵などで囲わなくても根を踏みつけないように多くの人の意識が変わればと思っています。
桜の楽しみ方は、咲いているときだけではありません。夏の青々とした葉、秋に茶色く染まった葉、季節ごとの変化を見ていると、もっと楽しめるようになるでしょう。
身近な自然を感じ取ることも大切です。例えば今の時期、カンザシのように垂れ下がるキブシ、破れた傘のように見えるヤブレガサ、イノシシの獣道、コゲラやウグイスのさえずり、さわやかに吹く春風……。それらに気付いて、自然との一体を感じ取ることができれば、桜の見え方も変わって来て、また違った楽しみが生まれます。
桜にはいろいろな品種があります。その名前や由来を、覚えることも楽しいでしょうが、美しいと直接感じる心を大切に、角度、距離を変えて眺めてみることをお薦めします。桜の美しさをベースに、自然の楽しみ方、関わり方が見えてくるでしょう。
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国立市駅前の桜並木保存活動などをしているナチュラリストの大谷和彦さん(56)は、園内の小道でこまめに足を止めては桜だけにとらわれない、春ならではの自然の楽しみ方解説した。芽吹き始めた様々な植物、鳥のさえずりに気付き、四季を通じた桜を知ることで、春の美しさを感じ、自然を見つめる目が変わってくると説明した。
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