「多摩みどり復活プロジェクト」
 木の実植え

 豊かな森林を守ろうと、奥多摩町立氷川小(倉田守人校長)の児童たちが26日、総合的な学習の時間を利用し、ミズナラやコナラの実を育苗箱に植えた。1年間育てた後、町内の山に植える予定という。

 今回の特別授業は、「巨樹の会」を主宰する同町の平岡忠夫さんが「自然の大切さ、偉大さを知ってもらいたい」と、2年前から同小の児童に巨樹の写生を指導してきたのがきっかけ。

 平岡さんは、多摩川をシンボルに地域貢献活動を始めた多摩さくら百年物語フォーラム(会長・斎藤耕一映画監督)の顧問で、その分科会「多摩みどり復活プロジェクト」では、同町日原自治会などのメンバーらと、森林機能を取り戻そうと、町内の山で木の実を採取する活動をしている。

 この日、授業に参加した416年生の約80人は、同プロジェクトから提供された木の実約900粒を、ていねいに植えていた。
 作業を前に平岡さんが、富山県内でナラ類が害虫キクイムシによって大きな被害を受けている実情を話すと、児童らは心配そうな表情で耳を傾けていた。

 同小では、今後は児童に林業を体験させるなど、森林について学ぶ機会を増やしていく予定という。

 

 

【写真は、ミズナラの実を箱に植える氷川小児童たち】

 

 (読売新聞多摩版記事より転載 ・写真提供/読売新聞)